“認知症への先入観”をなくすことからはじめましょう!
認知症について、認知症の方への接し方についてご紹介します。5回シリーズを予定してます。今回はシリーズ第1回です。
認知症になったら・・・・「徘徊する・暴力的になる」「全部わからなくなる」「何もできなくなる」と思っていませんか?
認知症になっても昔のことは記憶しているし、人の気持ちもよく理解できます。環境を整え、適切なサポートを行うとできることも多く穏やかな気持ちで日常生活を送ることができます。正しい知識と優しい寄り添い方を知るだけで、認知症の人と上手に付き合えるようになるのです。少しずつ紹介していきます。ぜひお読みください。
認知症の主な中核症状4つについて、紹介します。
①5分前の出来事をわすれてしまう(記憶障害)
・・・●(例)同じことを何度も聞く・いつも探し物をしている・約束をすっぽかす。
②時間や場所、人がわからない(見当識障害)
・・・「いつ」「どこ」「誰」が把握できなくなる。
●(例)夏にコートを着込む・夜中に起こしにくる・近所で迷子になる
③やり方がわからなくなる(実行機能障害)
・・・行動するために必要な手順や段取りがわからなくなる。
●(例)料理に時間がかかる・家電製品が使えない・メニューに合わせた買い物ができない
④言葉がでない(失語),その人やそのものが認識できない(失認),円滑な動きできない(失行)
・・・●(例)会話がうまく続かない・レジでお札ばかり使おうとする・着替えや入浴を拒否する
次回は ①5分前の出来事をわすれてしまう(記憶障害)について、詳しく掲載します。